河合弘之監督と企画監修の飯田哲也が、日本と世界を駆け巡り、自然エネルギーの歴史を切り拓いたパイオニアや最前線で挑戦する人々を訪ね歩き、 創りあげられた映画「日本と再生」は、今この瞬間に起きている世界のダイナミックな変化を描いているドキュメンタリー映画である(2017年2月公開)。
自然エネルギーが実用化していることはもちろん、これほどまでに急速に普及し、 大きな変化を起こしている現実を目の当たりにして大いに驚くことになるが、「人類史第四の革命」とさえ呼ばれる、ダイナミックかつ世界史的なエネルギー転換であり、日本ではほとんど知られてこなかった。
それどころか、原発再稼働に固執し、その大きな歴史的な変化に背を向けて「逆走」している日本に、危機感すら覚えることになる。幸い、歴史は周縁から地域から変わるという教訓のとおり、日本各地で様々な挑戦や希望の芽も始まりつつある。エネルギー転換の歴史を「逆走」している日本だが、今ならまだ間に合うはずである。
自然エネルギーへの変化は避けられないだけでなく、豊かな日本の未来を約束してくれるのだから。