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国会エネルギー調査会(準備会)第56回

東京電力福島第一原発事故から5年が経過しました。「事故収束宣言」「アンダーコントロール」といった言葉とは裏腹に、「原子力緊急事態宣言」は解除されず、汚染水問題への対応はじめ、いまだに事故収束作業の途上であるのが実態です。そして、中長期ロードマップの改定で燃料デブリ取り出し等の課題が先送りされたように、技術的にも時間的にも廃炉の見通しが立ったとは言えません。1日約7000人が作業する現場では、改善が図られてきているとは言え、被ばく低減や労災事故防止など労働安全衛生面での課題が存在しますし、長期にわたる廃炉作業を支える「人」の問題がボトルネックとなる懸念があります。
一方、事故そのものについても技術的な未解明事項はじめ課題が多く残されています。最近明らかになった「メルトダウン」公表問題に代表されるような情報公開面でのさらなる検証も求められます。
もちろん問題は以上に尽きず、避難や賠償はじめサイト内外の課題は山積していますが、今回は、国会事故調などのフォローアップが曖昧になっている中で唯一検証の場とも言っていい「新潟県技術委員会」に参画する佐藤暁・田中三彦両氏を招き、事故収束・廃炉作業の課題と情報公開面での検証を中心に議論を深めます。

日程・テーマ等

<日時>
2016年3月31日(木)16:00〜18:00

<場所>
衆議院第1議員会館 国際会議室(1階)

<共催>
国会エネルギー調査会準備会有識者チーム、超党派議員連盟「原発ゼロの会」
(※本イベントは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催しています。)

<テーマ>
福島第一原発の「今」と「これから」 ~“メルトダウン”公表などの検証とともに~

<プログラム>
1. 基調講演

佐藤暁氏(原子力コンサルタント、新潟県技術委員会委員)
田中三彦氏(科学ジャーナリスト、新潟県技術委員会委員)

2. 説明

東京電力、経済産業省資源エネルギー庁、原子力規制庁

3. 討議・意見交換

出席国会議員、有識者、関係省庁を交えて

○ 出席予定者

国会議員(原発ゼロの会メンバー等)
国会エネルギー調査会準備会有識者チームメンバー

申し込み方法

プレスおよび一般傍聴を募集します(プレス:人数制限なし、一般傍聴:25名)。国会エネルギー調査会(準備会)事務局の傍聴申込みフォーム(http://goo.gl/forms/XrL26HF3EE)にて必ずお申込みください。

映像・資料公開

資料・動画はこちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/10023)からご覧いただけます。

リンク

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