【共催イベント】セミナー「再エネで地域とキャリアをデザインしよう! in 京大」
2014年9月3日
のべ27名のお申し込みありがとうございました。
9月25日18時までにお申し込みいただいた方はすべて受付いたしました。
当日のご参加をお待ちしております。
地域づくりや再生可能エネルギー事業に興味がある!将来再エネに関わる仕事がしたい!という学生の方や若手社会人が増えています。同時に、再エネの実務はどんなものか、地域にとってよいものなのか、様々な疑問も生まれているのではないでしょうか。地域の再生可能エネルギー事業では、自然エネルギー設備を作ったり、建てたりする主体に加え、お金を調達する金融機関、地域の制度を作る自治体、地元企業やNPOも重要な役割を果たしています。
このセミナーでは、実務として地域の再生可能エネルギー事業に関わる方々のお話や受講者同士のグループワークを通して、地域再生可能エネルギー事業の意義や可能性を見いだし、自分の将来のキャリアとのつながりをデザインしていきます。
受講にあたって、特別な再生可能エネルギーの知識は必要としませんが、セミナー当日のグループワークに積極的に参加できる方を歓迎します。
PDFチラシはこちら
■ 開催概要
日時: 2014年9月26日(金)~28日(日) 10:45-17:00(最終日は15:45終了)
場所: 京都大学 法経東館B1F みずほホール
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
アクセス: http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/about/access/campusmap/
参加費: 無料
定員:25名
参加申込: 事前に以下のフォームからお申込みください。
参加申込みフォーム: http://goo.gl/DjYGa1
共催: 若手再エネ実践者研究会、認定NPO法人環境エネルギー政策研究所
後援:京都大学再生可能エネルギー経済学講座
協力:一般社団法人全国ご当地エネルギー協会
■ プログラム(敬称略、変更の可能性があります)
※受講者には事前に課題を配布し、それをもとに講義やグループワークでの積極的な参加を期待します。
※※9/22より発表資料の掲載を順次行います。当日は紙での配布は行いませんので、必要な方は印刷をして持参をお願いします。
- 9/26(金) 1日目:地域再生可能エネルギー事業の動向
コーディネーター:山下紀明(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
・地域再生可能エネルギー事業の概要
「地域再生可能エネルギー事業の意義と特徴」
山下紀明(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
・地域再生可能エネルギー事業の事例
「岐阜県高山市での大学院生としての取組み 〜再生可能エネルギー利用日本一の自治体を目指して〜(PDF)」井上博成(京都大学大学院経済学研究科修士課程)
・小田原の再生可能エネルギー事業
「小田原電力、はじまります!(PDF)」志澤昌彦(ほうとくエネルギー株式会社)
・グループワーク1「地域の○○×再エネで未来を創ろう!」
ファシリテーター:山下紀明(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
- 9/27(土) 2日目:地域再生可能エネルギー事業立上げの具体事例
コーディネーター:山下紀明(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
・「地域再生可能エネルギー事業の意義と研究者の役割(PDF)」 諸富徹(京都大学大学院経済学研究科)
・国の制度で地域の再生可能エネルギーを進める
「再エネ! 〜国の立場で制度を作る〜(PDF)」安田将人(環境省)
・みんなで宝塚エネルギーをつくる
「再生可能エネルギーでまちづくり 〜宝塚の市民共同発電所〜(PDF)」井上保子(非営利型株式会社宝塚すみれ発電)
「宝塚市での再生可能エネルギーの取り組みと業務内容(PDF)」山﨑雅士(宝塚市役所新エネルギー推進課)
金融関係者
・グループワーク2「将来のキャリアを再エネとつなげよう!」
ファシリテーター:榎原友樹(株式会社E-konzal)
- 9/28(日) 3日目:地域再生可能エネルギー事業に参加する
コーディネーター:山下紀明(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
・地域再生可能エネルギー事業の難しさ
「バイオマス事業化のための『新しいやり方』(PDF)」相川高信(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
「長崎県小浜温泉における温泉発電の取り組みと課題(PDF)」山東晃大(一般社団法人小浜温泉エネルギー事務局、京都大学経済研究科博士課程)
「エネルギーから世界を変える。(PDF)」川戸 健司(自然電力株式会社)
・ワークショップ、発表「再エネで地域とキャリアをデザインしよう!」
ファシリテーター:榎原友樹(株式会社E-konzal)
■ スピーカー紹介(プログラム順、順次掲載予定)
- 9/26(金) 1日目:地域再生可能エネルギー事業の動向
山下紀明(やました・のりあき)
(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)
1980年生。京都大学大学院地球環境学舎卒業 ( 地球環境学修士 )。2005年より環境エネルギー政策研究所において研究員として活動。2010年よりドイツ・ベルリン自由大学政治科学研究科博士課程在籍。立教大学経済学部非常勤講師も務め、専門は自然エネルギーを軸とした地域のエネルギー戦略、 持続可能なエネルギー政策の研究を進めている。
志澤昌彦(しざわ・まさひこ)
(ほうとくエネルギー株式会社)
ほうとくエネルギー株式会社取締役副社長。小田原で家庭用の太陽光発電の販売施工および不動産会社を経営。平成23年度に環境省の「再生可能エネルギー地域推進体制構築支援事業」の全国7都市の1つに小田原市が選ばれ、「小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会」がスタート。そのコーディネイターを務める。協議会での検討を受け、平成24年12月11日に「ほうとくエネルギー株式会社」が誕生。取締役副社長として地域が主体となった再生可能エネルギー事業の実現に向けて奔走中。
井上博成(いのうえ・ひろなり)
(京都大学大学院経済学研究科修士課程)
岐阜県高山市出身。自治体では最大の森林面積(大阪府と同程度)を持つ岐阜県高山市で自然エネルギー利用日本一を目指して研究・実践活動を進めている。業績としては山崎亮・古川大輔『森ではたらく!27人の27の仕事』(学芸出版社)への寄稿、中山琢夫・山東晃大・井上博成・諸富徹「電力自由化の下での地域分散型電力システム -ドイツにおける再生可能エネルギーと配電網の自治体による再公有化を中心に- 」がある。
- 9/27(土) 2日目:地域再生可能エネルギー事業立上げの具体事例
諸富徹(もろとみ・とおる)
(京都大学大学院経済学研究科)
1968年生まれ。1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。1998年横浜国立大学経済学部助教授、2002年京都大学大学院経済学研究科助教授等を経て、2010年3月から現職。主著に、『地域再生の新戦略』 (中公叢書、2010年:日本公共政策学会賞著作賞を受賞)、『低炭素経済への道』岩波新書(共著、2010年)など。これまでに、経済産業省「総合資源エネルギー調査会」臨時委員、飯田市「再生可能エネルギー導入支援審査会」等の委員を務める。
安田将人(やすだ・まさと)
(環境省)
1981年京都府宇治市生まれ。2004年に環境省入省。廃棄物対策、地球温暖化対策、水・大気行政の法律改正、北海道地方環境事務所での勤務などを経て、資源エネルギー庁に出向。震災後関心の高まった再生可能エネルギーの担当となり、固定価格買取制度の制度設計、運用等に2年間従事。昨年8月に環境省に戻り、現在は2020年以降の日本の温室効果ガスの削減目標づくりを担当。
井上保子(いのうえ・やすこ)
(非営利型株式会社宝塚すみれ発電)
1959年生まれ。イラストレーター。30年前から安全な食べ物の共同購入会の世話人や環境グループに属している。2011年の福島原発事故以降、再生可能エネルギーによるまちづくりを進めるよう行政に提案、2012年にNPO法人新エネルギーを考える宝塚の会を仲間と設立。2012年12月に市民発電所第1号を、翌年11月に第2号を建設。2013年5月に市民発電所事業を運営する事業会社を立ち上げ、代表取締役に就任。現在にいたる。
山﨑雅士(やまざき・まさし)
(宝塚市役所新エネルギー推進課)
宝塚育ち、同志社大学工学部、京都大学エネルギー科学研究科修士課程を経て宝塚市に就職しました。基礎自治体への就職を決めたのは、日用品の環境性能が向上しているにも関わらず家庭部門での温室効果ガス排出が増大する現況を受け、直接消費者に接する機会の多い自治体からメッセージを発することができれば、と考えたからです。現在は、新エネルギー推進課において再生可能エネルギーの普及を推進するための仕事をしています。趣味は城巡り。
榎原友樹
(株式会社E-konzal)
株式会社E-konzal(イー・コンザル)代表取締役。1977年生まれ、大阪府出身。京都大学工学部地球工学科(資源工学専攻)を卒業後、英国レディング大学にて修士号(再生可能エネルギー専攻)を取得。民間シンクタンクにて勤務後2012年6月に独立。京都を地盤に環境・エネルギー問題の解決に全力を注ぐ。専門は低炭素社会構築及び太陽光発電。国際エネルギー機関(IEA)の太陽光発電WG(PVPS Task8)のメンバー、環境省再生可能エネルギー普及拡大方策検討会委員。著書に「低炭素社会に向けた12の方策」等。
- 9/28(日) 3日目:地域再生可能エネルギー事業に参加する
相川高信(あいかわ・たかのぶ)
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
1978年生まれ。京都大学大学院農学研究科修了(森林生態学・修士)。現在、北海道大学大学院農学院博士後期課程在籍中(森林政策学)。現在、三菱UFJリサーチ&コンサルティング環境・エネルギー部副主任研究員。専門は森林政策学。自然科学と社会科学、利用と保全、現場と学術の間に身を置き、統合化に挑戦する。著作に『先進国型林業の法則を探る』(全林協、2010年)等。
山東晃大(さんどう・あきひろ)
(一般社団法人小浜温泉エネルギー事務局、京都大学経済研究科博士課程)
兵庫県西宮市出身。27歳。長崎県小浜温泉で地元温泉事業者と共に温泉バイナリー発電と発電を活かしたまちづくりに取り組む。大学の友人がきっかけで訪れ、2週間で小浜温泉への移住を決める。また、大学院生として未利用地熱資源による地域経済波及効果を研究している。小浜温泉は全国で初めて地熱開発の反対運動を乗り越えて地域住民主導で地熱発電に取り組む地域である。25年から実証実験が行われ、26年度中に事業化する見通し。
川戸健司(かわど・けんじ)
自然電力株式会社 代表取締役
大学卒業後、風力発電事業を行う会社にて大規模風力発電所の資金調達や案件開発の主導、経済産業省や電力会社との交渉などを担当。2011年6月自然電力(株)を設立し、取締役に就任。翌年12月に代表取締役に就任。主に資金調達や事業計画の立案、自社保有発電所の運営を担当。千葉県生まれ。開成高校、慶應義塾大学理工学部卒業。
■ 課題のダウンロード(9/19課題1の解答・解説を掲載しました。)
課題の説明(PDFファイル)
※必ず課題の説明を読んでから課題に取組んでください。
課題1(PDFファイル) 課題1の解答・解説(PDFファイル)
課題2(Wordファイル) (PDFファイル) 課題2参考例(PDFファイル)
課題3(Wordファイル) (PDFファイル)
※課題2と課題3のWordファイルとPDFファイルは同じものです。PC上で記入する場合はWordファイルを使用し、Wordファイルが開けない場合や手書きの場合はPDFファイルを使用してください。
■本イベントは平成26年度の独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けています。
■ お問い合わせ
認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所(担当:山下)
〒164-0001 東京都中野区中野4-7-3
TEL: 03-5942-8937
FAX: 03-5942-8938
URL:https://www.isep.or.jp/
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