【イベント】自然エネルギーと社会的合意シンポジウム
2009年5月16日
ご案内
加速化する地球温暖化への対策として、CO2の排出されない風力発電が 世界中で急速に導入されています。すでに世界全体で1億2500万kWを 超える風力発電所が存在し、今後も拡大していくと考えられています。
このような中、依然として普及が滞っている国内においても、風力発電の 導入が進められていくと考えられています。 他方、風力発電施設と自然環境や景観の保全との利害が対立する 場合もあります。とくに、希少鳥類などへの影響に関しては、合意形成が 困難な状況にあります。これに対して行政機関等での検討も行われていますが、 依然として充分な合意や解決のための制度整備に至っているとは言い難い状況です。このような問題に対する解決策は、具体的な方策を見いだすことであり、 「風車か鳥か」といった素朴な対立図式から脱却することです。
今回のシンポジウムでは、自然エネルギー開発側、鳥類保全の立場の研究者や NGO、気候変動および持続可能なエネルギー研究者・NGOなどの関係当事者間で 積み重ねてきた討議と、その結果である「鳥類の保全と風力発電に関する コンセンサスに向けた提言」(風鳥コンセンサス文書)をベースに意見交換を行い、 風力発電と自然保護を巡る問題への解決の糸口を探ることを目的とします。
概要
主催: 環境エネルギー政策研究所
開催日時: 2009年5月16日(土) 13:00 – 16:30 (12:30より受付)
会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 417号室
(東京、参宮橋)
〒151-0052東京都渋谷区代々木神園町3-1
小田急「参宮橋駅」より徒歩7分
アクセス
参加費: 無料
後援:
環境省、経済産業省、東京都、風力発電事業者懇話会 日本風力発電協会、日本野鳥の会、WWFジャパン、グリーンピース・ジャパン
(いずれも予定)
プログラム
13:00~13:20
開会挨拶および問題フレームの提示
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
13:20~13:40
「鳥類の保全と風力発電に関するコンセンサスに向けた提言」の説明
丸山康司(東京大学教養学部)
13:40~15:00
討議1
1、「リスク認識」を巡って
2、「共通認識」を巡って
■登壇者
・飯田 哲也 (環境エネルギー政策研究所 所長)
・丸山 康司 (東京大学教養学部)
・古南 幸弘 (日本野鳥の会 自然保護室)
・橋川 小幸里 (エコ・パワー株式会社)
・谷口 信雄 (東京都環境局再生可能エネルギー担当)
・鈴木 亨 (北海道グリーンファンド)
・白木 彩子 (東京農業大学生物産業学部)
15:00~15:15 休憩
15:15~16:00 討議2
3、解決に向けたアプローチ論
4、依然として残る課題の整理
■登壇者
同上
16:20 閉会の挨拶
飯田哲也 (環境エネルギー政策研究所 所長)