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日本の再エネ電力の再構築に向けて 〜政策・市場・技術・政治及びガバナンスの視点から問い直す

当研究所は、2025年1月9日(木)に「日本の再エネ電力の再構築に向けて 〜政策・市場・技術・政治及びガバナンスの視点から問い直す」を開催いたします。

開催趣旨

 電力市場は、政策と市場、技術が統合され構築されている、1つの複雑系です。また世界各国で、この30年の間に、それぞれの歴史と産業経済や社会のなかで発展し進化してきた、1つの「政治的産物」でもあります。
 一方、再生可能エネルギー電力(特に風力発電と太陽光発電)は、その電力市場と並行して、時にはもつれ合いながら、過去半世紀に急速に発展してきましたが、10年ばかり前まではマージナルな役割にとどまっていたため、再エネ×電力市場は、必ずしも大きなイッシューではありませんでした。ところがこの10年で、再エネ、とくに太陽光発電と風力発電という自然変動電源(VRE)が急激に発展してきており、今後は、その2つの電源と蓄電池がエネルギー供給でも気候危機への対応でも圧倒的な役割を果たすことが予見され期待されています。そのためにも、ただでさえ複雑系の電力市場も、さらに抜本的な見直しが要請され、実際に進化し続けています。
 ところが日本の再エネ電力市場は、そうした状況から大きく取り残されているのではないか。本セミナーは、そうした問題意識から、日本の再エネ電力を、政策・市場・技術・政治及びガバナンスの視点からの再構築に向けて問い直す試みを意図しています。

開催概要

日 時:2025年1月9日(木)13:30−16:30
会 場:オンライン(Zoomウェビナー)
主 催:特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(ISEP)
参加費:無料(要申込)

参加申込

こちらよりお申し込みください。

プログラム:

1. 趣旨説明と問題提起

  • 「出力抑制と容量市場から見える日本の電力市場の構造的な課題と問題提起」
    飯田哲也(ISEP 所長)

2. 話題提供

  • 「日本の市場設計の議論に欠けているもの 〜柔軟性と非差別性〜」
    安田陽(ISEP 主任研究員/ストラスクライド大学 アカデミックビジター)
  • 「再エネ電力100%にむけた政治経済学的課題」
    大島堅一(龍谷大学政策学部 教授)
  • 「日本版グリーンニューディール:環境も経済も」
    明日香壽川 (東北大学東北アジア経済研究センター・同大学院環境科学研究科教授)
  • 「日本の再エネ電力とデモクラシー」
    佐々木寛 (新潟国際情報大学国際学部 教授)

<小休止>

3. 登壇者による相互討論

4. 論点のまとめ

お問い合わせ

特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(担当:髙久)
お問い合わせフォーム: https://isep.or.jp/about/contact
URL:http://www.isep.or.jp/
TEL:03-3355-2200 / FAX:03-3355-2205