国会エネルギー調査会(準備会)第110回
2024年12月4日
第50回衆議院総選挙が実施された今秋、その直前の自民党総裁選ではエネルギー政策、特に原発依存度などが争点の一つとなりました。しかしながら、いまだに我が国におけるエネルギー政策に関する論議は、閉鎖的な状況であることは一向に変わりません。
前回(6月)の国会エネ調でも、年内改訂予定の「エネルギー基本計画」に関する議論を行いましたが、一向に詳細が分かっておりません。他方、GX関連法を理由に、原発推進とも言われかねない、RABモデル(*)を経産省が検討しているとの報道が今夏にありました。直近のヒアリングでは、経産省はこれにコメントしませんでしたが、原発建設費を電気料金に上乗せできる制度で、原発の電源を使わず再エネ電源中心の新電力を使用している人にものしかかる可能性が高く、まさに“国策”としての原子力政策の復活も危惧されます。
今回は、こうした現状から今一度、我が国のエネルギー政策の全体像を捉え直す場とできればと思います。皆さま、奮ってご参加ください。
*英国で、原発建設時に必要な資金調達の抑制を図るため、規制試算ベース(Regulated Asset Base)モデルと呼ばれる資金調達手法(引用:服部徹論文)
日程・テーマ等
日時:2024年12月10日(火)16:00~18:00
場所:衆議院第一議員会館第4会議室(※ハイブリッド開催)
共催:国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム、超党派議員連盟「原発ゼロ・再エネ100の会」
テーマ:GXから考える、これからのエネルギー政策
プログラム
1. 問題提起
大島堅一氏(龍谷大学政策学部教授)
松久保肇氏(認定NPO法人原子力資料情報室事務局長)
2. 政府説明(調整中)
政府GX担当、経済産業省資源エネルギー庁 他
3. コメント
国会エネ調有識者チーム 他
4. 討議・意見交換
出席国会議員、有識者を交えて
出席予定者
国会議員(原発ゼロ・再エネ100の会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー
傍聴について
今回の国会エネルギー調査会(準備会)はハイブリッド開催となります。
記者記章をお持ちのマスコミ関係者は会場に直接お越しいただくことが可能です。それ以外のメディアの方と一般の方はオンライン会議システム(Zoom)からご参加ください。後日YouTubeにて当日の議論の模様を収録した動画を公開しますので、そちらも併せてご覧ください。
ZoomミーティングID:851 6349 8308
パスコード:723580
URL:https://us06web.zoom.us/j/85163498308?pwd=0413xyrQBJsNP4JvDNBaybDx0h6sbf.1
映像・資料公開
資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。