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日本のエネルギー政策:希望の対抗軸を打ち立てる(6/26 イベント)

当研究所は、日本のエネルギー政策における新たな公論形成のプラットフォーム「池内委員会(仮称)」の立ち上げにあたり、2024年6月26日(水)オンラインでプレイベントを開催いたします。


開催趣旨

現在、第7次エネルギー基本計画に向けた議論が始まろうとしています。第7次エネルギー基本計画の具体的論点への批判・指摘も必要です。しかしそれだけで十分ではなく、第7次エネルギー基本計画が根ざしている問題点を見据えて、新しいエネルギー・経済・社会の方向性全般を議論していく必要があります。

従来の議論では、日本のエネルギーを巡る哲学的・政治学的・構造的な視点が欠如しており、なおかつ現実との乖離などが問題として挙げられます。他方で、海外ですでに起こっている自然エネルギーの電力市場への統合や、電気自動車(EV)・蓄電池・デジタルなどの技術イノベーションへの視座も持たなければなりません。これらが絡み合う問題を解きほぐし、「希望の対抗軸」を提示することが必要ではないでしょうか。

こうした問題意識を持ちつつ公論形成のプラットフォームを作るべく、池内了・名古屋大学名誉教授を中心に池内委員会(仮称)が始動しました。今回のプレイベントの中では、委員会はどのような問題意識で進めるのか、今後どのような議論をしていくのか、どのような提言を出していくのか、を皆様に提示できればと考えています。
皆さまのご参加をお待ちしております。

開催概要

日時:2024年6月26日(水)16:00~17:30
場所:オンライン(Zoomウェビナー)
主催:特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(ISEP)
対象:ISEP会員、メディア、一般
参加費:無料

プログラム

1. 池内委員会(仮称)の趣旨説明

  • 飯田哲也(ISEP 所長)

2. 問題提起(報告時間:各10~15分)

  • 佐々木寛(新潟国際情報大学 教授)「日本における「エネルギー・デモクラシー」の射程」
  • 飯田哲也(ISEP 所長)「エネルギー基本計画の政治学(試論)」
  • 明日香壽川(東北大学 教授)「政府GXのエネルギーシナリオに対する経済合理的な代替案」
  • 安田陽(ストラスクライド大学 アカデミックビジター、九州大学 客員教授、ISEP 主任研究員)「電力市場そもそも論」

3. 話題提供

  • 温熱&需要側:松原弘直(ISEP 主席研究員)
  • 自然エネルギーの社会的受容性:山下紀明(ISEP 主任研究員)
  • 破壊的技術転換:古屋将太(ISEP 研究員)
  • 営農型太陽光:田島誠(ISEP 特任研究員)

4. パネルディスカッション
コメンテーター

  • 金子勝(慶應義塾大学 名誉教授、淑徳大学大学院 客員教授)

司会

  • 道満治彦(神奈川大学 准教授)

参加登録

本イベントは終了しました。

お問い合わせ

特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所(担当:道満、高久)
お問い合わせフォーム: https://isep.or.jp/about/contact
URL:http://www.isep.or.jp/
TEL:03-3355-2200 / FAX:03-3355-2205