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国会エネルギー調査会(準備会)第96回

2021年1月に続き、2022年3月の電力価格高騰で、小売電力事業者(新電力)が打撃を受けています。その原因分析は、政府と新電力側で異なっています。
政府は昨年1月には厳しい寒さ、太陽光等の発電量低下、LNGの在庫減少が要因と分析。今年3月には、地震等による火力発電所の停止に加え、計画的な補修点検や計画外停止、連系線の容量低下が、真冬並み寒さと重なった他、太陽光の出力減だと分析しました。
一方、市場を監視する「電力ガス取引監視等委員会」は、国際的な燃料価格の高騰、気温低下による需給ひっ迫等により市場での入札価格が高くなったと分析。「入札可能量の全量が適切に市場供給されているか」などの情報公開を進めており、市場設計に問題はないとしています。
しかし、新電力側の分析は異なります。発電は8割以上が大手電力の寡占状態、その大手電力は内部取引を優先するため、小売市場だけで競争が起きて価格が高騰。そこで「入札可能量の全量」ではなく、全発電量を市場に出す「グロスビディング」など見直しを求めています。
刻々変遷しつつある「市場設計」の姿を見極め、どう見直すべきか、徹底討論します。

日程・テーマ等

日時:2022年6月2日(木)16:00~18:00
場所:オンライン開催(Zoom)
共催:国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム、超党派議員連盟「原発ゼロ・再エネ100の会」
テーマ:電力価格高騰が起きる本当の理由~求められる電力市場設計の見直し~

プログラム

1. 提起

古賀真子氏(コンシューマネット・ジャパン)
「「自由化」された市場で自社利益を最大化できる大手電力のカラクリ(仮)」

2. 提言

松久保肇氏(原子力資料情報室)
「内部取引の透明化を(仮)」

3. 再提言

高橋洋氏(都留文科大学教授)
「再エネタスクフォースで提言してきたこと(仮)」

4. 説明

経済産業省

5. 討議・意見交換

出席国会議員、有識者を交えて

出席予定者

国会議員(原発ゼロ・再エネ100の会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー

傍聴について

今回の国会エネルギー調査会(準備会)はオンライン会議システム(Zoom)を利用して実施します。下記のリンクからご参加ください。

ZoomミーティングID:880 7142 7141
パスコード:007443
URL:https://us06web.zoom.us/j/88071427141?pwd=cjdrMnluYkVGVDJZblROWW4zUVFhQT09

なお、議論に参加する国会議員・有識者・関係省庁の参加者を優先する観点から、定員に達した場合はマスコミ・一般参加の参加者ともに当日ご参加いただけない可能性があります。後日Youtubeにて当日の議論の模様を収録した動画を公開しますので、そちらも併せてご覧ください。

映像・資料公開

資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。

リンク

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  • 国会エネルギー調査会(準備会)についてはこちら