国会エネルギー調査会(準備会)第89回
2021年5月23日
2021年3月29日、電力・ガス取引監視等委員会は九州電力株式会社に対して、不適切な説明を行ったとして、業務改善指導を行ったことを公表しました。九州電力は「延岡市が設置する新会社(地域新電力)の容量拠出金の負担は多額になるので、赤字になる」などと、根拠のない拠出金額を独自に試算した上、関係者に説明したとされています。
九州電力が行った行為は、容量市場の容量拠出金を盾に、電力システム改革の精神に反する妨害行為を行ったと言わざるを得ません。電力・ガス監視等委員会によれば、「九州電力株式会社が、九州電力送配電株式会社から、他の小売電気事業者に係る情報を違法に入手し、上記試算に利用した事実は認められません」とされているが、そうした事実は本当になかったのか。
今回の国会エネ調では、読谷山(よみやま)延岡市長のご出席の下、九州電力による「地域新電力への営業妨害事案」が如何にして行われたのか、容量市場や電力システム改革との関係性の中でどのような問題があるのかを検証します。
日程・テーマ等
日時:2021年5月27日(木)16:00~17:00頃
場所:オンライン開催
共催:国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム(事務局:環境エネルギー政策研究所)、超党派「原発ゼロの会」改め「原発ゼロ/再エネ100の会」
テーマ:電力・ガス取引監視等委員会による九州電力への業務改善命令について~自治体電力(延岡市)への営業妨害事案~
※国会エネルギー調査会(準備会)第89回は、独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成を受けて開催しております。
プログラム
1. 問題提起
読谷山洋司氏(延岡市長)
2. コメント
古賀茂明氏(古賀茂明政策ラボ代表、フォーラム4)
3. 説明
電力・ガス取引監視等委員会事務局(経済産業省)
4. 討議・意見交換
出席国会議員、有識者を交えて
○ 出席予定者
国会議員(原発ゼロの会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー
傍聴について
第89回はオンラインによる開催となります。Youtube Liveで配信しましたので、こちらにアクセスしてください。
映像・資料公開
当日資料はこちらにアップロードしています。
資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。
リンク
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