国会エネルギー調査会(準備会)第73回
2018年6月6日
福島第一原発事故の事故処理に従事した40代男性が昨年12月に「白血病」で労災認定されました。これで事故後に従事した作業員の労災認定は、白血病で3名、甲状腺がんで1名の計4名となりました。しかし、認定申請の却下数や内容は公表されていません。
また、事故直後の緊急作業従事者は2万人に上りますが、厚労省が長期的健康管理を行っているのは、従来の被ばく数量限度100mSVを越えたとされる174人のみです。
緊急作業従事者でさえ、このような健康管理体制しかない中、外国人技能実習生を除染事業や福島第一原発の収束作業に従事させている実態が明らかになりました。
そこで、今回は、事故以前から現在に続く原発作業員の被ばくと健康管理の現状と課題(第一部)、外国人技能実習制度と原発事故処理の関係(第二部)に迫ります。皆様のご参加をお待ちしております。
日程・テーマ等
<日時>
2018年6月12日(火) 16:00~18:00
<場所>
衆議院第1議員会館 国際会議室(1階)
<共催>
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム
超党派議員連盟「原発ゼロの会」
<テーマ>
原発作業員の労働と被ばく管理の実態は?
<プログラム>
第一部 原発作業員の被ばく管理制度の現状と課題
報告:渡辺美紀子氏(被ばく労働を考えるネットワーク)
説明:(財)放射線影響協会 放射線従事者中央登録センター、厚生労働省労働衛生課
第二部 外国人技能実習生の被ばく労働の禁止について
報告:佐々木史朗氏(全統一労働組合書記長)
説明:法務省入国管理局、東京電力
総合討議・意見交換
出席国会議員、有識者を交えて
○ 出席予定者
国会議員(原発ゼロの会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー
申し込み方法
プレスおよび一般傍聴を募集します(プレス:人数制限なし、一般傍聴:25ページ名)。プレス、一般傍聴とも定員を超えた場合はご参加いただけない場合があります。国会エネルギー調査会(準備会)事務局の傍聴申込みフォーム(http://goo.gl/forms/XrL26HF3EE)にてお申込みください。(※フォームで記入ができない場合はお問い合わせのアドレスまでご連絡ください。)
なお、プレス及び一般傍聴の方の不規則発言や拍手、ヤジ等は議事進行に妨げが出る場合もございますので、禁止とさせていただいております。ご了承ください。
映像・資料公開
資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。