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いま、日本の地方で生きる(エネデモサロン)

エネルギーと社会のあり方が分散型へと変化していくなかで、個別の取り組みを長期的な時間軸の中で体系的に位置付ける思想、哲学、コンセプト、アイデアなどを探る Energy Democracy Salon 。今回は、古今東西の「食」文化探検家として長年世界中でフィールドワークを実践されてきた文化人類学・石毛直道氏の視座を軸に、飯田哲也による世界の「再生可能エネルギーによるエネルギーシフト」の最先端の現場レポート、公共哲学者・小川仁志氏によるしなやかなコミュニティを支える新しい「公共哲学」にまつわるエピソードなどを交えながら、「いま、日本の地方で生きる」をテーマに鼎談を繰り広げます(ナビゲーター 西嶋能成)。

開催概要

日時:2016年2月13日(土)19:00~21:00
会場:萩ゲストハウス ruco(山口県萩市唐樋町92)http://guesthouse-ruco.com
参加費:1,000円/人(ワンドリンク付き、定員20名 ※満員となりました
主催:認定NPO法人環境エネルギー政策研究所
協力:市民エネルギーやまぐち株式会社
イベントに関するお問い合わせはこちらのフォームからお願いいたします。

※ 本イベントは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。

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スピーカー

小川仁志(おがわ ひとし)/公共哲学者

1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部准教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。様々なメディアで積極的に発言すると同時に、商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学・政治哲学。著書に『はじめての政治哲学』(講談社)、『日本哲学のチカラ』、『脱永続敗戦論』(共に朝日新聞出版)等多数。翻訳書に『リベラルな徳』(風行社)、『正義は決められるのか?』(かんき出版)等。

石毛直道(いしげ なおみち)/「食」文化探検家

1937年11月30日 千葉県に生まれる。1963年 京都大学文学部卒業。甲南大学助教授、国立民族学博物館教授をへて、1997~2003年 同館長。現在、国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、石毛研究室主宰。農学博士。専門分野は民族学、食文化論。著書に『魚醤とナレズシの研究』(共著、岩波書店)、『食卓文明論』(中央公論新社)、『麺の文化史』(講談社)、『石毛直道 食の文化を語る』(ドメス出版)、『飲食文化論文集』(清水弘文堂書房)など多数。2013年3月『石毛直道自選著作集』(全11巻、別巻1)(ドメス出版)全巻完結。

飯田哲也(いいだ てつなり)/エネルギー社会デザイナー

1959年、山口県生まれ。認定NPO法人環境エネルギー政策研究所所長。京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻修了。東京大学先端科学技術研究センター博士課程単位取得満期退学。原子力産業や原子力安全規制などに従事後、「原子力ムラ」を脱出して北欧での研究活動や非営利活動を経てISEPを設立し現職。自然エネルギー政策では国内外で第一人者として知られる。3.11後にいち早く「戦略的エネルギーシフト」を提言して公論をリードしてきた。2014年より一般社団法人全国ご当地エネルギー協会事務総長をつとめ、地域からのエネルギーシフトを進めるために全国を奔走中。主著に『エネルギー進化論』(ちくま新書)など多数。

160213 EDS Yamaguchi