国会エネルギー調査会(準備会)第92回
2022年2月8日
日本の核燃料サイクル政策は、1956年、原子力開発利用長期計画(原子力委員会(当時))に高速増殖炉の開発と使用済み核燃料の再処理を「国内技術」で行うことを目標に始まって以来、全量再処理路線を大前提としてきました。
一方で、核燃料サイクル先進国だった米国、英国、ドイツは直接処分政策に転換。近年、原発大国フランスですら、核燃料サイクルの要である高速炉開発の見直しがなされています。
日本は、福島第一原発事故のみならず、高速増殖炉もんじゅの事故(1995年)、廃止認可(2018年)をはじめ、再処理政策の見直しの機会は幾度もありながら、抜本的な政策転換が行われていません。世界の潮流に逆行し、高速炉開発計画、プルサーマル発電の推進、再処理等拠出金法成立と、全量再処理路線を堅持しています。
そこで、今回は、行き詰っている核燃料サイクルの現状を踏まえて、今後のあり方を討議します。
日程・テーマ等
日時:2022年2月10日(木) 16:00~18:00
場所:オンライン開催(Zoom)
共催:国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム、超党派「原発ゼロ・再エネ100の会」
テーマ:核燃料サイクルは見直しを!~再処理政策の今後~
プログラム
1. 講演
鈴木達治郎氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター教授)
2. 提起
松久保肇氏(原子力資料情報室事務局長)「高コストなプルサーマル発電」
3. 説明
文部科学省、経済産業省
4. 討議・意見交換
出席国会議員、有識者を交えて
出席予定者
国会議員(原発ゼロ・再エネ100の会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー
傍聴について
今回の国会エネルギー調査会(準備会)はオンライン会議システム(Zoom)を利用して実施します。下記のリンクからご参加ください。
ZoomミーティングID: 854 1695 2603
パスコード: 114060
URL: https://us06web.zoom.us/j/85416952603?pwd=dGtQMmdyZGNNOEFiT0NqWFlIU2ZHdz09
なお、議論に参加する国会議員・有識者・関係省庁の参加者を優先する観点から、定員に達した場合はマスコミ・一般参加の参加者ともに当日ご参加いただけない可能性があります。後日Youtubeにて当日の議論の模様を収録した動画を公開しますので、そちらも併せてご覧いただければと思います。
映像・資料公開
資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。